●176 秋夜 しゅうや 〇すだくむしのこえにも

 表題:秋夜
 読み:しゅうや

 収録:(A)昭和樂譜 2 成樂會 1928(S.3).7.15 ◎[A2-57] Copy=[P60] ※2ページ目誤り
    (B)新特撰樂譜 111 1924(T.13).9.10 ◎Copy=(P81)

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ハ長調 3/4

 インチピット:ミソレ|ミファソラ|ドラファ|ラソ

 曲:レッケル,ヨゼフ・レオポルト(Rockel*, Joseph Leopold)(1838-1923)[ドイツ]
 詞:犬童信蔵 ※1914(T.3)作詞 楽譜はS.Kendo

 ※「秋の夜」(021)と重複
 ※春を待つ(360)と同曲


[詞] ※新特撰樂譜 111より

1.すだく蟲の聲にも 秋のあはれひゞきて
  靜かなりや月の夜(よ) さやかなりや秋の夜
  わたる雁(かり)の數はよめど とまるを田は何處ぞ
  胸をおほふ雲もはれて 心清しやあはれ

  (B)「大宮にはねうちかはしとぶかりの 數もよむべき秋の夜の月」

2.はずゑかざるまたまも 秋の光りやどして
  しづかなりや月の夜 さやかなりや秋の夜
  風を誘ふ笛のひゞき 誰に寄する調べぞ
  胸の愁ひ露と消えて 心すがしやあはれ

  ※(B)は漢字と送りの違いのみ

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